はじめに

 平成21 年度より全国の地方公共団体で、公園施設長寿命化計画の策定が進められています。その策定にあたり欠くことの出来ない作業に、公園遊具の安全点検作業があります。点検規準は、(一社)日本公園施設業協会発行の「遊具の安全に関する規準JPFA-SP-S:2014」に定められ、原則として毎年の定期点検による遊具の安全性確保が、公園管理者には求められます。
 一方、政令指定都市など一千を超える公園を管理する地方公共団体では、数千基の遊具を毎年点検する必要がでてきており、この点検作業による財政負担が増大しています。よって今後は、遊具点検の精度を確保しながら、作業省力化と効率化を推進し、遊具点検コスト圧縮を推進することで財政負担を軽減していくことが求められます。

 当社では二期に分けて策定が進められた「北九州市公園施設長寿命化計画(平成25 年3月、平成27 年3 月)」の受託業務において、モバイル端末とデータベースシステムと、公園間移動を最適化するナビゲーションシステムを開発し、公園遊具安全点検の大幅省力化を実現するシステム構築を行いました。具体的には、約5,400 の遊具施設調査を、調査員3名、照査技術者1 名の体制のもと、現地点検調査を3 ヶ月、点検表成果品の作成は印刷製本を含め僅か1 週間で完了させることができました。

 公園現地での点検作業スピードは、調査員1 名当たり平均調査施設数36 施設/日でした。また1 週間で資料整理から印刷製本までを終えた点検表の成果品(点検写真入り)は約15,000 ページに達し、A4 の5cm 厚ファイルで約30 冊でした。
このような作業スピードと効率化は、モバイル端末とデータベースシステム活用なくしては絶対に不可能であったと痛感しています。

 従来型の公園遊具の安全点検作業で、大半の現場で発生する課題と言える①調査期間不足②点検調査員不足③現地調査資料整理の煩雑さとヒューマンエラー、これらを大幅に改善することのできる本システムを、これらの問題でお困りの地方公共団体のご担当者様、そして調査を受託している遊具メーカー様や設計コンサルタント会社様にお役立ていただければ幸いです。ぜひ一度、活用をご検討下さいますよう、お願い申し上げます。

    平成28 年5 月16 日

(有)街づくりデザイン研究所
代表取締役 片岡 利雄

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